教材名
対象 |
・集中を持続させることが難しい児童 ・手を洗うことを習慣づけたい段階の児童 |
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障害種別 | 知的障害教育 肢体不自由教育 重複障害教育 |
単元・活用場面 | 生活 自立活動 日常生活の指導 その他 |
ねらい |
・学習や活動に入る前に手を洗うことを意識づけて、習慣化する。 ・決まった時間の中で手を洗うことに集中できるようになる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・養護教諭、看護師、担任が連携して、対象児の手を洗う指導に携わることにより、手を洗う習慣を身に付けることができます。 ・シールやスタンプ等、視覚的に分かりやすいアイテムを子供の実態に応じて取り入れることにより、手を洗うことが楽しみになります。 |
期待される効果及び成果 |
・手洗いを日常生活の中に定着化させることができます。 ・リズムよく手洗いを完了させることができて、スムーズに次の活動に移ることができるようになります。 |
使い方 |
・衛生上、手洗いは必要なことですが、集中がそれやすい児童の中には、手を洗うことが苦手だったり、洗う行為に時間がかかったりする場合があります。勤務校では、このような児童に対して、養護教諭、看護師、学級担任がチームとなって連携しながら指導を行うことが効果を発揮するケースがあります。 ・例えば、休み時間に導尿を行う児童の場合、最初に手をよく洗って清潔にすることと、時間内に導尿を完了させる必要があります。このとき、養護教諭と看護師が役割分担しながら、楽しく手洗いができるように声かけをして関わります。*このとき、手洗い練習用のスタンプ類を使用しても効果的です。 集中して、きちんと手順通りに導尿を完了させて、最後に手を洗った後には、児童が好きなシールをプリントに貼り、「じょうずにできましたね。」とほめてあげると、達成感につながります。教室に戻った後に、学級担任が同様に称賛の声かけをすることで、自信につながります。 特に導尿が必要な児童の場合は、導尿の前後にしっかりと手を洗い清潔にすることが大切です。学校生活の中で異なる役割をもつ人が連携して、ねらいを共有しながら関わることにより、手洗いの指導がスムーズにいき、定着化させることができます。必要に応じて、家庭とも連携を図ることでさらに効果があります。 |
関連する教材や情報 | |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | ・幼稚園や小学校でも、上記の取組をアレンジして活用できます。ぜひご参照ください。 |
書籍ページ番号 |