教材名
対象 | 知的障害特別支援学校中学部や高等部の生徒を対象に使用した。幅広い対象に使用できる。 |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 体育,保健体育 自立活動 |
ねらい |
新聞棒を使用することにより対象となる児童・生徒の動きや他者とのかかわりを引き出すことを主なねらいとする。 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領「自立活動」の内容でいうと以下にあたる。 ◎1.健康の保持(3) 身体各部の状態の理解と養護に関すること。 ◎3.人間関係の形成(1) 他者とのかかわりの基礎に関すること。 ◎4.環境の把握(1) 保有する感覚の活用に関すること。 (2) 感覚や認知の特性への対応に関すること。 ◎5.身体の動き(1) 姿勢と運動・動作の基本的技能に関すること。 |
障害特性に対する配慮点 | 素材自体が安全であること、そして、身のまわりにあるものを使用し、加工しやすい点が特徴である。 |
期待される効果及び成果 | 身体の部位についての理解、平衡感覚を身につけること、他者とのかかわりを身につける。 |
使い方 |
新聞紙1日分を広げて、縦長に丸めて3ヶ所をガムテープで止める。用途に合わせて新聞棒の太さを調整する。使用方法によっては、新聞棒を切ったり、繋ぎ足すことにより長さを調整する。使用する際には使用方法を説明すること。特に棒を振り回したり、投げたり、人を叩いたり等の危険なことをしないように伝える。 1)二人組になり一人の生徒は前ならえの姿勢をとり、もう一人の生徒に新聞棒を両腕の上に置いてもらい、新聞棒が落ちないようにする。 2)二人組になり一人の生徒は両脚を伸ばして座るり、もう一人の生徒に新聞棒を両脚の上に置いてもらい、新聞棒が落ちないようにする。 3)二人一組になり、新聞棒を一本ずつ持ち、風船を挟んで運ぶ。 4)二人一組になり、新聞棒を一本ずつ持ち、新聞紙をのせて運ぶ。 5)二人一組になり、それぞれ巧技台の上に立ち、新聞棒の端をお互い片手で持ち、押したり引いたりしながら落としあう。 |
関連する教材や情報 |
新聞紙、ガムテープ、風船(100円ショップで販売されているものでよい) 後藤邦夫編(2016)特別支援教育時代の体育・スポーツ.大修館書店. |
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書籍ページ番号 |