教材名
対象 | 知的障害のある幼児児童生徒(幼稚部・小学部・中学部・高等部) |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 生活 自立活動 日常生活の指導 教具・補助具 |
ねらい |
○自立的に行動する能力 ・サインを見て、自立的に目的地に向かう、行動の一連を学ぶ。 ・ピクトグラム(絵文字)を見て、それが表す意味を理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
1)矢印の見やすさ:矢印を○で囲み、着目しやすい様にした。 2)ピクトグラムが表す意味が理解しやすい様に(知的障害児者を対象とした調査結果を踏まえ)、①行動を表す②動きを表す線を入れる③一般的に使用されているシンボルを加え改良する、3点を踏まえてピクトグラムをオリジナルでデザインした。 |
期待される効果及び成果 | ・就学期にサインを見て自立的に行動することを学ぶ事で、卒業後の社会的な行動に応用出来る。 |
使い方 |
教材を使った授業の例 1.道に迷った時、目的地に向かいたい時、何を手がかりにすればいいか生徒に考えさせる。 2.公共施設や交通機関等に設置されているサイン(案内表示、方向表示など)をスクリーンで見せる。もしくは、学外に出向き、生徒に考えさせる。 3.校内を生徒と回り、サインが設置している場所で学校にもサインが設置してある事に気付かせる。 4.サインをたどり、目的地(画像の場合は「体育館」)にたどり着く事が出来るか2、3人のチームで体験させる。 5.まとめとして、学校以外のサインがある場所を報告してもらったり、場所、注意、禁止など様々なピクトグラムの意味を答えてもらい考えさせ、学校以外の環境でサインに注目するきっかけをつくる。 |
関連する教材や情報 |
「教材の特徴(障害特性に対応した配慮)」に記載した「知的障害児者を対象とした調査結果」に関する情報 ・【博士論文】「知的障がい児者の理解度を包括したピクトグラムのユニバーサルデザインに関する研究」平成26年3月 ・「特別支援学校における視覚的支援としてのサインの傾向」平成25年3月、日本デザイン学会デザイン学研究、第60巻、1号、pp.87-94 ・「ユニバーサルに配慮したピクトグラムの諸条件に関する研究−知的障害に着目して−」平成25年10月、日本デザイン学会、デザイン学研究、第60巻、6号、pp.21-28 |
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