教材名
対象 | 知的障害のある小学部・中学部・高等部の児童生徒(1日の活動スケジュールの見通しや、行った活動の振り返りが目標である児童生徒) |
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障害種別 | 知的障害教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 国語 日常生活の指導 |
ねらい |
①1日の活動スケジュールについて、見通しを持つ。 ②自分の気持ちや経験を言葉や行為で表現する。 ③家族や教員と気持ちや経験を共有する。 |
障害特性に対する配慮点 | 児童がこれまで日課の記録表として用いてきた書式を踏襲し、「Aさんメモ」として活用した。「Aさんメモ」には新たにAさん自身がチェックする欄を設け、活動の様子を振り返りながら記録できるようにした。 |
期待される効果及び成果 | 1日を振り返って、頑張ったこと、楽しかったことなどを簡単な文章で書けるようになった。またマイノートを通して、家族や教員に経験したことなどを伝えられるようになった。気持ちの表現については、表情のイラストを描くことで、伝えられる機会が増え、イラストのバリエーションが広がった。 |
使い方 |
①1日の活動スケジュールについて、見通しを持つ。 ・「Aさんメモ」の用紙をクリアファイルから出す。 ・予定表を見て、一日の学習活動を書く。 ・活動を書き終えたら教員のチェックを受けて、バインダーノートに挟む。 ②自分の気持ちや経験を言葉や行為で表現する。 ・各活動が終わったら、自らチェックをする。(表情のマークを書いて振り返る。) ・自宅にバインダーノートを持ち帰り、感想を書く。 ③家族や教員と気持ちや経験を共有する。 ・バインダーノートを学校に持ってくる。 ・感想を教員にも見せ、学習活動や感想などについて教員と話す。教材の工夫:バインダーノートを活用し、「Aさんメモ」をバインダーに綴じて、家庭にも持ち帰りやすいようにした。 |
関連する教材や情報 | バインダーノートは、持ち運びがしやすいように、A5サイズのリング式のものを用いた。また1日のスケジュールの見通しから、週単位や月単位のスケジュールの見通しへとステップアップする際には、市販されている手帳を活用することができる。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |