教材名
対象 | 幼児(3歳児、幼稚部) |
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障害種別 | 聴覚障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 遊びの指導 その他 |
ねらい | 絵本を見たり場面を再現したりして、教師とのやりとりを楽しむ。 |
障害特性に対する配慮点 |
「三びきのやぎのがらがらどん」(福音館書店;作: ノルウェーの昔話,絵: マーシャ・ブラウン,訳: 瀬田 貞二)を例に。 登場するやぎとトロルとのやりとりが、同じパターンで繰り返される。同じパターンで繰り返されるため、聴覚に障害のある子どもも成り行きを予測しながら絵本を見たり、再現遊びの中でイメージを持ちながらやりとりをしたりすることができる。 また、おどろおどろしいトロルに対して、子どもが抱く「こわい」という感情を教師と共有しながらやりとりをすることができる。 |
期待される効果及び成果 |
繰り返しのある絵本であるため、何度か継続して扱う中で、子どもは物語の展開を予測するようになる。予測するようになると、「次はこうなるな」「思った通りだ」と考えながら絵本を見るようになる。このことから、絵本の楽しさを子どもが感じることができる。 再現遊びをすると、同じような台詞の繰り返しであるため、やぎ役の子どもはトロル役の教師の言っていることが「わかった」、自分が言ったことが「伝わった」と感じながらやりとりをする。このことから、やりとりの楽しさを実感することができる。 |
使い方 |
教師が絵本を読む場合、トロルに対して「こわい」というイメージを明確に持てるように、トロルの台詞を表情豊かに読むようにする。 ペープサートを持ったり、お面を着けたりして再現遊びをする場合、子どもが教師との台詞のやりとりを楽しめるように、教師がトロル役になり、トロルの台詞を表情豊かに言うようにする。 |
関連する教材や情報 |
繰り返しのある絵本 てぶくろ(福音館書店) ももたろう(はじめてのめいさくしかけえほん 学研出版) 三びきのやぎのがらがらどん(福音館書店) |
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書籍ページ番号 |