教材名
対象 | 視覚障害のある生徒(専攻科 理療科) |
---|---|
障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | その他 理療 |
ねらい |
・刺鍼角度を正確に測定する。 ・刺入深度を正確に測定する。 |
障害特性に対する配慮点 |
鍼を刺入する際、正確な角度と深度で刺鍼が出来るかが非常に重要であり、要求される技術となる。それは背部刺鍼の際など、誤った角度や深さで刺鍼をすると、気胸などの事故につながる恐れがあるからである。臨床実習が始まり、実際に患者に施術を行う前に、角度・深さの感覚は身につけておかなければならない。 この教材では、使用頻度の高い90度、60度、30度の角度の測定ができるよう、直角三角形の形状で作成し、角度感覚を身につけられるようにした。さらに、安全性を考え、先端は丸みをおびた形状とした。 また、それぞれの角度の先端から2.5cmの部に切れ目を入れ、鍼体長が5cmの鍼を半分入れた深さの感覚も身につけられるようにした。切れ込みを入れることで、弱視・全盲の生徒がともに指で触れて、深さを確認しやすくした。非常に簡単な構造のため、複数個作成することが可能となり、すべての生徒に教材を配布できる。 |
期待される効果及び成果 | ポケットサイズのため、実技の際には常に携帯し、刺鍼のたびに角度・深さを確認することで、正確な刺鍼技術を習得することが期待できる。 |
使い方 |
①指定した角度・深さで刺鍼をする。 ②教材を綿花消毒する(プラスチック素材のため、使用前に消毒することも可能である) ③教材を刺鍼した鍼に当て、角度、深さを測定する。 ④評価する。 |
関連する教材や情報 | |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |