教材名
対象 |
・知的障害のある児童 ・記憶の保持や想起に、写真や動画の手掛かりが有効な児童 |
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障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 情緒障害教育 その他 |
単元・活用場面 | 国語 算数,数学 生活 特別活動 生活単元学習 その他 |
ねらい | ・1年間の出来事やできるようになったことや、自分の成長を、写真や動画を手掛かりに振り返る。 |
障害特性に対する配慮点 |
記憶の想起の手掛かりとして写真や動画を用いる。 体験した際に、出来事の振り返りを丁寧に行って経験化しておくことや、振り返りをした時にそれを想起して言葉にしていく支援を行うことを大切にする。 |
期待される効果及び成果 |
・写真や動画等で、行事や係で行ったことを繰り返し確認できる。 ・自分や友達の活躍を振り返ることで、次年度の学びに向かう意欲を持つ。 ・毎年積み重ねていくことで、自身の変容や成長を自己評価したり、担任からの評価をもとに、自己を振り返ったりすることができる。 ・キャリア・パスポートとしての活用 |
使い方 |
・1年を通して個人シートを掲示し、行事での活躍や役割を担ったこと、できるようになったことを本人や教員、保護者がピックアップして写真と文字で貼っていく〈写真1〉 ・3学期に、掲示してある写真から、自分が頑張ったことや心に残っていることを3~5件選び、「はっけんシート」をつくる〈写真3〉 ・クラス全員のはっけんシートを時系列に並べて、「はっけんすごろく」をしながら振り返る。〈写真4〉 ※記憶の想起や表出の支援のために、はっけんシートには30秒から1分程度の関連動画をリンクさせておき、G-Pen Blueでタッチするとそれが流れるようにする。〈写真5〉 ・授業で使用しないときは、「はっけんシート」と端末を廊下に掲示し、いつでも見られるようにする。 ・(可能であれば)知りたい学年の時の担任に手紙を書いて、当時の自分のいいところを教えてもらい「〇年生のぼく・わたしシート」を作る。 ・「はっけんシート」と「〇年生のぼく・わたし」シートをファイル(「はっけんパスポート」)にとじる。 ・これまでの自分を振り返って、これからの自分(がんばりたいこと・やってみたいこと・なりたいもの)を考えて書いたり、選択肢から選んだりして「これからシート」を作る。〈写真7〉 ※生活科で「まちたんけん」の単元後に行うことで、「働く人」のイメージがついている児童もいる。 ・「これからシート」を発表して、「はっけんパスポート」にとじる。 ・翌年も同様に、「はっけんシート」「これからシート」を積み重ねて、できたことやがんばったことを増やしていく。 |
関連する教材や情報 |
G-Pen Blue(グリッドマーク: https://gridmark.co.jp/g-penblue) ドットコードをタッチすると、あらかじめ設定した画像や動画、音楽、WEBサイトなどを端末に表示する、ペン型の機器 引用: 特別支援教育の実践情報 2024年 07月号「特集 見える化!視覚支援」記憶が見える視覚支援 p16 - 17. |
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