教材名
対象 |
・知的障害のある児童 ほか ・多様な学び方の児童が所属する学級集団 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 言語障害教育 自閉症教育 情緒障害教育 重複障害教育 発達障害 その他 |
単元・活用場面 | 国語 社会 算数,数学 理科 生活 音楽 図画工作,美術 家庭,技術・家庭 体育,保健体育 外国語 道徳 情報 特別活動 自立活動 日常生活の指導 遊びの指導 生活単元学習 作業学習 その他 就学前教育 |
ねらい |
・児童生徒の主体的な活動参加の促進。 ・自分に自信をもち、目標へポジティブに向かう気持ちを育てる。 ・他者へのあたたかいかかわりや言葉かけの促進(応援・援助・賞賛・励まし)。 ・互いのよいところを認め合い、協同・協力して活動に参加する力を育てる。 ・言葉かけのみではほめられたことを理解しにくい、記憶の保持が難しい児童に対し、視覚的に称賛を伝える。 ・教員が児童をほめたり認めたりするための仕組みをつくる。 |
障害特性に対する配慮点 | 記憶の保持が難しい知的障害児に対し、見えて残るポイントで称賛を伝えるようにした |
期待される効果及び成果 |
・係の仕事や学習に対して意欲的に取り組むきっかけになる。 ・望ましい行動を認め、レパートリーを増やすことで、より望ましい行動の獲得につながる。 ・他者に認められる経験の積み重ねによって、自分を肯定的に捉え、ポジティブに目標へ向かう姿勢が育つ。 ・他者への望ましい関わり方を知り、友達に対して関心を持ち、称賛をし合う関係ができる。 |
使い方 |
準備 ・ポイントカード(「べんきょうポイント」、「おしごとポイント」、「はなまるポイント」など、児童と相談して作成してもよい) ・シール、シール台紙(ここでは日課表の裏) ・児童のどんな姿を伸ばしたいかを検討し、教員間で共有しておく。 活用方法 ・自分の課題を仕上げて報告したとき(べんきょうポイント)、担っている係の仕事をしたとき(おしごとポイント)、自分から活動に取り組んだり、努力したり、お友達に優しくしたりといった際(はなまるポイント)などに、教員が児童の姿を称賛しながらポイントを渡す。 ・授業のまとめや帰りの会などで、教員が児童の素敵だった姿を伝えたり、児童が素敵だと思った友達を挙げたりしながら、ポイントを渡す。 ・その日の終わりに、ポイントの数を数えて同数のシールを渡し、日課表の裏に貼って家庭に持ち帰る。 ・教員は、ポイントを渡す時だけでなく、たまっているポイントを児童と見ながら頑張ったことを振り返って再度伝えるようにする。 ・また、家庭では保護者がポイントを見ながら、その日頑張ったことを称賛するようにする。 |
関連する教材や情報 |
グッドポイント・グリーンポイントシステム(ID82) ※本教材は小学部児童向けに作成した 使用シンボル ・ドロップス(Drops: The Dynamic and Resizable Open Picture Symbols)(ドロップレット・プロジェクト: https://droptalk.net/) かわいいフリーイラスト素材集いらすとや(https://www.irasutoya.com/) 参照図書 髙津梓著「叱らずほめて伸ばす ポジティブな特別支援教育」 明治図書出版 2022年 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
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